
クルマを愛する皆様ならば、気がついていると思いますが、
20世紀から日本の経済を支えてきた自動車産業の衰退は、
日本経済の衰退を意味しています。
若者のクルマ離れが進み、夢のあるクルマが次々と姿を消し、
実用性を追求したクルマばかりが町に溢れ、それが日常となっている。
そんな今を作り上げてしまったのは、クルマと供に生きてきた我々です。
クルマを愛し、クルマと供に生きてきた我々が、
自動車メーカーや社会のせいにして、
今、この時代を受け入れ、許していいのでしょうか?
かつては日本にも、クルマを楽しむ文化は存在していたはずです。
それを知らない若い世代に、また過去の遺物として忘れてしまった人達に、
我々が伝え、導かなければ、クルマを楽しむ文化が再び訪れることはありません。
そして、それをできるのは今の我々の世代にほかなりません。
なぜなら我々がクルマを楽しんだ最後の世代になりつつあるからです。
本来、自動車産業は自動車製造業だけではありません。
時代とともにクルマを取り巻く環境が大きく変化しました。
バブル崩壊後の企業環境は、利益優先型の経営体質が一層強まり、企業格差を拡張させ、
個人の生活環境にも影響を及ぼし、クルマを楽しむという文化そのものが社会的に排除されてきました。
結果、クルマを楽しむ環境やクルマを楽しむ関連産業には
非常に厳しい今のクルマ社会が出来あがったのです。
今のクルマ社会は、政治的抑圧や、メディアコントロールによって
矛盾が存在しているにも関わらず、
我々が受け入れてしまったことにより造られた社会です。
よく議題にのぼるスポーツカーの話。
スポーツカーが売れない。では何故、売れないのか?
若者がスポーツカーに乗らなくなった。では何故乗らなくなったのか?
答えはいたってシンプル。
スポーツカーを買う理由が何処にも見当たらないからです。
今の日本のクルマ社会におけるスポーツカーの存在価値を考えれば一目瞭然。
スポーツカーには「エクステリア」の個性しか選ばれる理由が無いのです。
スポーツカーは手に入れても、
楽しむ環境など何処にも存在しない社会と誰もがわかっています。
自由にスポーツカーの性能を楽しもうとすれば、ルール違反だと社会に非難されてしまうのです。
メーカーがうたう動力性能。
メディアが盛大に発信するサーキットでの試乗レポート。
それを試すステージのない今のクルマ社会で
そんな情報の何処に価値を感じる事ができるのでしょうか?
若者は愚かではありません。
理解していないのは、矛盾だらけのクルマ社会に、
スポーツカーの性能だけを公然と宣伝し売ろうとするメーカーなのです。
我々は自動車メーカーに対して声を上げなければいけません。
今、声を上げなければ、メーカーも、そして社会も問題の本質に気がつくことは無いでしょう。
実はメーカーも答えを探している・・・・我々はそう思っています。
我々は、こうした現代社会の現象を矛盾と解釈しています。
これをスポーツに例えるなら、
サッカー場が無いのに、サッカーボールだけを売ろうとしているのです。
いったいどのように楽しめというのでしょうか?
仮に楽しむためのサッカー場を見つけることができたとしても、
いったいそこで誰がサッカーを教えてくれるのでしょうか?
では本気で解決するためには、どうすればよいのか?その答えは難しくありません。
気軽にサッカーを楽しむことができる公園を整備し、
サッカーを教えるスクールを作り、
サッカーの楽しさを伝える活動をする。
サッカーボールやウェアを売るだけでは、スポーツとしての発展はなく、そこに市場の未来もあり得ません。
それができているからこそ、サッカーは世界中で親しまれ、そして楽しまれているのです。
現代のクルマ社会には、実に多くのこのような矛盾が解決されていないまま存在しています。
自動車産業が日本経済を支える産業であるが故に、
誰も責めることの出来なかった矛盾であったのかもしれません。
しかし、このまま何もしなければ、確実に衰退の一途を辿ることは明白です。
クルマが単なる移動手段の一つとしてしか存在価値が無くなった時、
日本の自動車産業は崩壊し、日本経済の危機的状況すら予測されます。
今こそ自動車メーカーも含めた全てのクルマに関わる我々が考えなければいけない問題なのです。
今を見つめ直し、時に習い、そして正し、
クルマを楽しむ文化をもう一度、蘇らせたい。
クルマ好きを、クルマを愛する人をもっと世の中に増やしたい。
クルマが家族として、友として存在できる、次世代のライフスタイルを創りたい。
そして、自動車産業を基軸とした日本経済に再び力を与えたい。
これが私達 HEARTS が掲げる「次世代のクルマ社会構想」の本質です。
実現には、クルマと供に生きている多くの皆様の力が必要です。
先代の思いを受け継ぎ、若い世代に伝えていくために、
個々の力が、大きな力になる今だからこそ動く時です。
(想像をしてください)
東京モーターショーに夢のあるクルマが無い時代など寂しすぎませんか?
子供がカッコいいと思うクルマの無い時代は寂しすぎませんか?
そんな時代がもうそこに迫っています。
クルマに夢を取り戻す・・・
そしてクルマをエンターテーメントへ変えていく。
その夢の実現にどうか皆様の力を、そして声を貸して頂きたいのです。
クルマ好きネットワークには、様々なプロフェッショナルの方々、
知識人も沢山いらっしゃると思います。
また、そうした専門的な方々だけでなく、
今現在、リアルに、純粋にクルマと供に生きる、
クルマ好きの方々の“個”の力もまた絶対に必要です。
そして、この想いを成し遂げるためには、人の力だけで無く、資金も当然必要です。
綺麗事だけでは到底実現はできないこともわかっているつもりです。
そのために、我々も可能な限りの資金と労働力を精一杯注いでいます。
しかしながら、この構想はできる限り短期間で実現させることが重要なのです。
だからこそ、多くの皆様のご協力によって、最大限の人の力とそして
資金をもって挑むべきであると思っています。
社会を動かさなければ、自動車メーカーも、政治も動かすことはできません。
もっと言えば、社会が動かなければ、自動車メーカーも政治も、
動きたくとも動くことができなくなってしまっているのが今の社会の現実なのです。
だからこそ、我々は声を上げなければいけないのです。
私達の「次世代のクルマ社会構想」で掲げるテーマは数多くあります。
この構想を多くの人々と真剣に議論し、連携することが、
実現に向けて動き出す第一歩であることを信じ、
この「檄文」をもってクルマと供に生きている多くの皆様の参加協力を募ります。
決して、これは慈善事業ではありません。
矛盾したクルマ社会を精査し、インフラを整え、新しいサービスを創造し、
参加協力して頂ける多くの人、企業にも利益をもたらす
明るい未来のある社会を創るプロジェクト構想です。
クルマ社会に対し同じような想いの方々は、勿論もっと前から沢山いらっしゃったかと思います。
しかし、10年前では、思いは有れど実現することは非常に困難でした。
ところが、今は時代が違います。インターネットの登場によって「個」が繋がれるこの時代
「個」の力と企業が手と手を取り合うことで、この想いが実現できると確信しています。
クルマは日本をそして世界を救う力があると信じます。
クルマ産業にはまだまだ多くの新しい可能性があります。
クルマに携わってきた、我々によって、
クルマを通してもう一度日本経済の、そして世界経済の活性化に挑みましょう。
20世紀のクルマ社会を、21世紀のクルマ社会へとシフトさせること。
これが「クルマに夢を取り戻す」 ことであると確信しています。
そのためには、クルマと供に生きている皆様の力が、そして声が必要なのです。
まずは、小さな一歩とためらうことなく、
メーカー、販売、部品、整備、モータースポーツ、サービス、といった産業の枠を超え、
クルマに携わる企業様、そして、クルマを愛する個人の皆様のご賛同をお待ちしています。
ご賛同頂ける皆様には、ご表明の意思表示としてご署名をお願い申しあげます。
そしてより多くの方へこの「檄文」を届けるために拡散のご協力も併せてお願い致します。
株式会社HEARTS
代表取締役 雨宮英俊
広羽芳順 / 鈴木珠美 / 渡辺直巳 / 林田吉弘 / 上保正道
杉山宜央 / 斉藤晃二 / 小野敦 / 鳴海達朗 / 小野貴広 / 西川裕輝 / 中村彰睦
畑中雄二 / 宇治川ラン / 雨宮彩子 / 鈴木一俊 / 鈴木さつき / 尾見秀樹
※ご署名は、夢の実現に近づく我々のモチベーションにもなり、大きな企業体や官公庁・関係各省庁等へ働きかける力として有効に活用させて頂きます。
また、事業に直接ご参加、ご協力頂ける方や資金提供やインフラ提供等で応援して頂ける皆様は詳細かつ具体的な情報提供およびご案内をさせて頂きますので、直接ご連絡くださいますよう重ねてお願い申しあげます。 >>登録フォームはこちら
「次世代のクルマ事業構想」への参加スタッフも併せて募集中です。各分野のプロフェッショナルの方は勿論、志を同じくして、新しい時代を切り開くことに熱い気持ちがある方なら歓迎致します。| 企業名(任意) | 公開非公開 | |
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